ワインで乾杯する男女
ワインは世界にあるお酒の中でも特に多く飲まれているお酒であり、現在ではイスラム文化圏など飲酒を禁じている地域を除けばワインを全く飲まない国の方が珍しくなったと言えるでしょう。ではそうした世界の中ではどれくらいの量が消費されているのかというと、このデータはOIV、国際ブドウ・ワイン機構から発表されています。

2014年のデータを見ると世界で作られたワインの量は約239億リットルと極めて膨大な量となっており、このことから正にワインは世界中で大量に消費されていることが見てとれます。消費量別でみると第一位に付けたのがアメリカで二位がフランス、そこからイタリア、ドイツ、中国、そしてイギリスといったように続いて行きます。

特筆するべきはアメリカの消費量で、この国だけで世界で製造される239億リットルのワインのうち31億リットル、割合にして約13%が消費されています。かつてはフランスが一大消費地となっていましたが、2011年に横並びになってからはアメリカがフランスよりも多く消費する国となっているというのは驚くべきポイントでしょう。

ちなみに日本はどうなのかというと、少なくともOIVが公開した2014年時点でのデータではランク外として扱われていました。だからと言ってワイン業界における日本の価値が低いなどのことは無いでしょうが、少なくとも消費量という点で言うのであれば日本はまだまだ世界には及ばない国であると言えます。