ワインを選ぶ際には、値段や熟成年数、産地、格付けなどを確認するかと思いますが、質の高いワインを探すには生産産する側の努力が見える、というのも大切なことです。
生産する側の努力や工夫などが見られれば、品質が保証されていることが分かりますし、購入者は安心して飲むことができます。
今回は、注目のブルゴーニュワイン優良生産者特集ということで、農家への指導と品質の向上を積極的に行う「ラ・シャブリジェンヌ」の特徴をご紹介します。
ワインは生産者の品質へのこだわりが見える!
アルコールが好きな人は珍しくなく、さまざまなものに出会いたいと考えていることは多いでしょう。
ただ飲むだけでなく、商品への知識も欲している人もいるかもしれません。
知識がある方が楽しく飲めるため、日々勉強している人も珍しくないです。
日々向上するために努力しているのは、飲む側だけではありません。
アルコールの中でも人気があるワインでは、生産者が品質へのこだわりを見せることがあります。
ブルゴーニュにあるシャブリでは、品質維持のための努力を惜しまないことが多いです。
農家への指導と品質の向上を行う「ラ・シャブリジェンヌ」とは
生産者の中でも農家への指導と品質の向上を目指している「ラ・シャブリジェンヌ」は注目されています。
どのような特徴のある生産者なのかチェックしてみましょう。
●高品質なブドウを生み出す最高の協同組合
品質へのこだわりや農家への指導を積極的に行うラ・シャブリジェンヌは、最高の協同組合とも言われています。
ラ・シャブリジェンヌは、1923年に設立され、当時経済危機に悩まされていたシャブリ地区の生産者たちが創設した生産者協同組合です。
ただ生産するだけではワインの質が低下することもありますが、質の高い仕事をした人が酬われるようにすると、品質の向上が期待できるでしょう。
ラ・シャブリジェンヌは、報酬だけでなく指導も積極的に行うため、高品質なブドウが生み出せます。
また、少しでも良い状態でワインを作るために設備にも力を入れているため、多くの人に愛されるワインを生み出すかもしれません。
●「ミネラル・エモーション」をポリシーに生産
加えて、ラ・シャブリジェンヌでは、ミネラル感を大切にする「ミネラル・エモーション」をポリシーにワイン造りを行っているのも特徴です。
このような生産する側の日々の努力が、消費者を喜ばせることに繋がります。
もし、辛口白ワインに興味があるなら、意識の高い生産者が生み出すものを飲むといいでしょう。
特に、初めてワインを飲む人には、質の向上や品質維持に力を入れているところのものが安心かもしれません。
いろいろな国で親しまれているシャブリのワインを飲み、新しい楽しみを見つけてください。
ラ・シャブリジェンヌにおけるランク分けについて
品質向上を目指して高品質なブドウを生み出しているラ・シャブリジェンヌは、シャブリ全体の1/4の生産量を誇っています。
ラ・シャブリジェンヌでは、実は質の向上や品質の維持のために品質レベルで厳しくランク分けされています。
「ラ・シャブリジェンヌ」のワイナリーの名を冠することができるのは、畑における選別やプレス後の品質確認、アルコール醗酵後の品質確認といった多くの厳しい選別を経て最高ランクと認められたキュヴェのみ。
ラ・シャブリジェンヌはプロフェッショナル向けの上級ブランドという位置づけであることから、世界中のワイン愛好家やプロフェッショナルたちに愛されています。
ワインの価格帯の例を挙げると、
・みずみずしい果実味が楽しめる「シャブリ ラ・ピエレレ」は750mlで2500円程度~
・洗練されたミネラル感の「プルミエ・クリュ フルショーム」は750mlで5300円程度~
・ミネラル感が際立つシャブリの神髄「シャトー・グルヌイユ」は750mlで1万円程度~
となっています。
ミネラル感豊富な高品質なシャブリを飲みたい方はぜひラ・シャブリジェンヌが造るシャブリワインを試してみては。