シャブリとワインの製造法について:土壌の特徴

[最終更新日]2018/10/01

ワインを楽しむ女性2人

白ワインの王様として世界的に有名なシャブリですが、どのような地域の土壌で生産されているかご存知でしょうか?

ワインの原料となるブドウがどのような土壌で栽培されているかを知ることによって、シャブリ独特の酸味や爽やかさがある理由も分かってきます。

今回は、シャブリに使われるブドウ品種や、シャブリ地区の気候、土壌の特徴、作り手によって異なる製造方法についてご紹介します。

シャブリに使われているブドウ品種

シャルドネ

シャブリは、フランスのパリから南東へ約180km、ブルゴーニュ地方の北端に位置するシャブリ地区で作られるワインであり、特に良質な白ワインの生産地として有名です。

シャブリ地区で造られる白ワインの特徴は、辛口・爽やかな口当たりでありにあります。

その原料となる品種は、白ワイン用ブドウで世界的にもっとも有名なシャルドネと呼ばれるブドウ品種であり、シャルドネ種を100%使用しています。

シャルドネは味にクセや主張がない品種であるため、栽培される地域の土壌や気候などの環境の影響を受けやすいのが特徴であり、シャブリ地区こそがシャルドネの栽培に最も栽培に適した環境とされています。

シャブリ地区の気候や土壌の特徴

シャルドネは、雨量の少ない石灰岩の土壌が好み

シャブリ地区は雨量の多い時期もありますが、急勾配の丘の地形であるため水はけがよいという特徴があります。

また、シャブリ地区はブルゴーニュ地方の中でも寒い気候の地域であり、気温が冷涼であることによりシャルドネに適度な酸味をもたらします。

また、約1億5000万年前に形成された地層であり、当時海洋生物が非常に繁栄していた場所であったため、海洋生物の死骸が蓄積してできる石灰岩や土壌に含まれるミネラル分も量・質的に良質なものとなっています。

冷涼な気候により適度な酸味があり、ミネラル豊富な土壌でミネラル分を吸収したシャルドネから作られるワインもまた、ミネラル豊富で爽やかな白ワインとなるのです。

作り手のこだわりが見えるシャブリの製造方法

オーク樽

このように、最も成長に適した環境で栽培されるシャルドネを原料にするのですが、作り手のこだわりによって白ワインの製造方法は異なります。

微かに樽の香りをつける伝統的なオーク樽による製造法や、爽やかな酸味を生かすためにオーク樽ではなく敢えてステンレスタンクを使用する製造法といった、各作り手のこだわりの手法によってワインが造り出され、世界的に評価が高いシャブリが誕生するのです。

ワインは作り手によって味が変わると言われており、ワイン通の中には、作り手によって白ワインを選んでいるという方も少なくありません。

同じブドウ品種が使われていて生産者が異なる白ワインを飲み比べてみる、というのもワインを楽しみの一つです。