パーティーなどのフォーマルな場所以外でも、プライベートで大切な恋人とレストランでワインを楽しむという方は多いでしょう。
美味しい食事やワイン、恋人との会話、窓から見える風景などを楽しむ時間は至福の時間。
ただ、テーブルを華やかにするワインですが、飲む前にテイスティングをする場合があり、マナーを知っておかなければ恥をかくことも。
そこで、今回は、ワインのテイスティングの意味や流れ、テイスティングをしてワインに問題がない場合のマナーについてご紹介します。
ワインのテイスティングとは
高級レストランなどでワインをボトルでオーダーすると、テイスティングをするよう促されることがあります。
テイスティングとは、選んだワインがおいしいか判断するものではなく、ワインの味や品質に異常がないかチェックする目的で行います。
一般的には、そのテーブルのホスト的な役割の人であったり、カップルであればエスコートをする男性がテイスティングの対象者となります。
テイスティングにもやり方がちゃんとあります。
テイスティングの流れについて
テイスティングを行うことを知らずに、ソムリエから注がれたワインを一気に飲み干す、といった行為はマナー違反となります。
ワインは味だけでなく、香りを楽しむものでありますし、テイスティングにはワインの品質を確認するという大切な役割があるため、注意しなければなりません。
また、テイスティングを適当に行うと、同席した人から「この人はテイスティングのやり方も知らないのか」と思われ、恥をかいてしまう可能性があります。
そうならないためにも、正しい手順を覚えておきましょう。
①ラベルチェック
まず、最初に行うのはラベルのチェックです。
ソムリエがワインのラベルを見せますので、自分がオーダーしたワインに間違いないか確認してください。
また、その時に開栓されていないかどうかも確認しましょう。
ソムリエがワインの栓を開けた後にコルクに異常がないかどうかもチェックをしてくれるため、オーダーした人がコルクの香りを嗅ぐなどということがないようにしましょう。
②色や確認
続いて、グラスにワインが一口分注がれますので、まず色を確認しましょう。
③香りの確認
色に異常がなければ、次に香りをチェックします。
④味の確認
そして、最後に味を確認しましょう。
香りや色だけチェックして、味のチェックを怠ると、いざ飲んだ時に劣化しているのが判明した、という場合もあり得ますので、面倒くさがらずにきちんと味まで確認しましょう。
テイスティングをしてワインに問題がない場合
味まできちんと確認して、品質に問題がなければ「大丈夫です」と、ソムリエに伝えましょう。
この時に、オーダーしたワインが自分の好みの味でなかったからといって、他のワインに変えてくれと言うのは、マナー違反です。
テイスティングは、あくまで品質のチェックです。
それを忘れないようにしましょう。