ワインは多くの国と地域で生産され、数多くの銘柄が販売されています。
比較的日本食との相性が良い白ワインの虜になっている方が多くいますが、実は赤ワインにはダイエット効果があることをご存知でしょうか?
赤ワインにはポリフェノールやカリウム、マグネシウムといった健康に良い成分が含まれており、ダイエットにも良い効果をもたらします。
ただ、ワインはお酒であるため、太ってしまうイメージもある中、なぜ赤ワインを飲んで痩せることができるのでしょうか?
今回は、太ってしまう原因について触れながら、赤ワインとダイエットの関係性や赤ワインダイエットをする際の注意点についてご紹介します。
赤ワインでダイエットできるって本当?
肉料理に合わせたり、おつまみと楽しんだりとさまざまな楽しみ方ができる赤ワイン。
お酒はあまり飲まないけれど、赤ワインなら美味しく飲めると感じている方も多いのではないでしょうか。
そんなさまざまなシーンで活躍する赤ワインは、実はダイエットに効果的な成分を豊富に含んでいます。
白ワインは利尿作用などがあることからむくみの解消に、今回ご紹介する赤ワインなら脂肪太りの改善に役立つとされています。
赤ワインを毎日の食事に取り入れて、楽しくダイエットを進めていきましょう。
太ってしまう原因について
最近では、安価な赤ワインならスーパーで手軽に購入することができます。
ワインを身近な飲み物と感じている人も多いですが、赤ワインはダイエットにも効果があるため購入する場合があります。
毎日ワイングラス2杯を飲んでいる女性は、肥満になるリスクが低いという研究結果があるのです。
そもそも太ってしまう原因は、摂取したカロリーよりも消費カロリーが少ないことです。
使い切れなかった分は脂肪として蓄積されるので、代謝が鈍っている人は太りやすくなってしまいます。
代謝を低下させているものは活性酸素で、紫外線に当たるだけでも生成されるため避けることはできません。
赤ワインとダイエットの関係性
ここからは、赤ワインがなぜダイエットに効果的なのか確認していきましょう。
●お酒の中でも低カロリー・低糖質
日本酒やビールといった他の醸造酒と比べて、アルコール1度数当たり約5.5kcalとかなりカロリーが低い赤ワイン。
100ml計算では73kcalで、ビールは同じ量で40kcal、日本酒は100kcalです。
糖質について確認すると、赤ワインに含まれる糖質は1.5gであり、ビールの3.1g、日本酒の3.6g(純米酒・吟醸酒)と比べると糖質でも低い値であることがわかります。
●脂肪が燃焼しやすくなる
赤ワインには、ポリフェノールがたくさん含まれているので、抗酸化作用で体内でできてしまった活性酸素を除去することができます。
代謝を妨げるものがなければ、食べ物から得たカロリーをエネルギーとしてしっかり消費することができるので、脂肪も燃焼しやすくなります。
特に、ポリフェノールの中でもタンニンは脂肪の分解をサポートし、消費しやすくする作用があるとされています。
他の飲み物と比べてもタンニンが多く含まれており、油っぽい料理やカロリーが気になる料理などと一緒に赤ワインを飲むと効果的です。
また、赤ワインに含まれているポリフェノールの一つである「エラグ酸」は、脂肪肝の改善にも役立つと言われています。
●満腹中枢を刺激する
さらに、満腹中枢を刺激する効果も期待できるので、食事の15分前に飲んでおくと食べ過ぎを防げます。
1日1~2杯程度のワインを楽しんで飲むだけなので、食事を無理に減らす必要がなく、お酒も楽しめるためダイエットで問題となるストレスの心配がありません。
赤ワインでダイエット効果を得る際の注意点
赤ワインダイエットをする時は、一緒に食べるおつまみにも注意します。
チーズとの相性が良いですが、チーズは食べ過ぎるとカロリーオーバーになります。
ダイエット中は野菜など栄養価の高いおつまみにして、食事のバランスにも気をつければ健康をキープしたまま痩せられます。