健康的で若々しい体の維持には、動脈硬化などに悩まされず健康的な血管に整えることが理想的です。
動脈硬化とは、血管が硬くなって柔軟性がなくなっている状態を指すのですが、実は、赤ワインを飲むことで動脈硬化の改善・予防が期待できます。
今回は、活性酸素が肌や体に及ぼす影響、赤ワインと活性酸素の関係性、赤ワインの効果を最大限得る飲み方についてご紹介します。
赤ワインで動脈硬化予防できる?
赤ワインに含まれるポリフェノールによって、動脈硬化を改善・予防する効果があります。
動脈硬化症が進行してしまうと、脳や心臓などに大きな負担をかけてしまうため、命に関わる脳疾患や心疾患系の病気にかかる恐れがあるため、早い段階で予防したいところ。
動脈硬化症になる一因として活性酸素が挙げられますが、赤ワインは活性酸素の除去に大きく役立つのです。
活性酸素が肌や体に及ぼす影響
アンチエイジングという言葉が世の中にずいぶんと浸透していますが、アンチエイジングというのは、いくつになっても若々しい体でいるために、努力していくことをいいます。
そして、わたしたちの体を一番老化させてしまう要因というのが、活性酸素です。
活性酸素が増えると血流が悪くなるだけでなく、体に毒素がたまっていくことでさまざまな問題が起こります。
例えば、肌への影響として皮膚の弾力を保つコラーゲンを破壊するためにシワを発生させたり、活性酸素によってメラニン色素が多く分泌されることからそばかすやシミができやすくなったりします。
そのほかにも、動脈硬化や高脂血症や糖尿病、関節炎、認知症などになるリスクも起こってくるのです。
血管の内側にコレステロールなどが付いて血管が狭くなって血液の流れが悪くなる動脈硬化になった場合、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの発症リスクも高まってしまいます。
赤ワインと活性酸素の関係性
この活性酸素を除去する効果があるといわれているのが、ポリフェノールですが、ポリフェノールはブルーベリーやラズベリーなどに多く含みますが一番、効果的な飲み方といえば赤ワインと言われているのです。
毎日少量のワインを飲むことで活性酸素を除去できますし、血流や血管の状態を良くして体が元気になるので、現在赤ワインを飲む人がとても増えているというのも頷けます。
このほかにポリフェノールの効果としては、美白効果や腸内解毒作用改善効果のほか抗炎症作用もあるといわれているので積極的に取った方が良いと言われています。
アルコールがダメだという人でも、ブルーベリーやラズベリーにも豊富に含まれているので、飲み物や果物でとることで効果が得られるのです。
赤ワインの血管を柔らかくする成分も注目
赤ワインに含まれているポリフェノールの中でも特に動脈硬化予防に効果があるとされているのが「レスベラトロール」。
日本のある研究では、健常人がレスベラトロールを含む赤ワインエキス末を摂取し続けたところ、12週間で血管の柔らかさの指標であるFMD値が正常値まで上昇し、血管の柔らかさが改善したと報告されています。
また、米国のサイエンスセッションにて、研究からレスベラトロールには2型糖尿病患者の動脈硬化を軽減する効果があると分かったのです。
このような研究結果から、血管を柔らかくするのに赤ワインは有効であり、動脈硬化の改善・予防に効果が期待できます。
赤ワインの効果を最大限得るための飲み方
ただ、いくら赤ワインがいいといっても毎日浴びるように飲んでは効果が半減してしまいます。
毎日グラス1~2杯程度適量をとっていくことが健康的な身体づくりにはとても大切といえますし、また食事や運動も見直すことも大切です。
健康的な食生活や生活習慣があってこそ効果が出るものなので、健康をサポートするものとしてワインを楽しみながら付き合っていきましょう。