赤ワインといえば、多くの健康効果や美容効果が期待できるお酒として人気がありますが、夏バテの季節や胃の不調時にうれしいのが消化促進効果。
しかし、お酒を飲むと胃が荒れるイメージがありますが、なぜ赤ワインは胃腸に優しく良い影響を与えるのでしょうか?
今回は、赤ワインに含まれる成分と効果、健康効果を得るための赤ワインの飲み方についてご紹介します。
赤ワインには食欲促進効果がある
暑い夏の時期、夏バテで食事をするのがなんとなく億劫に感じてしまう経験がある方は多いのでは。
赤ワインは適量であれば、消化促進や食欲増進などの効果が期待できます。赤ワインなどの醸造酒には胃酸の分泌を早め、消化を早める働きがあると言われています。
また、ストレス解消にも良いとされていますので、イライラしがちな夏場にはピッタリな飲み物です。
前菜とともに食前酒として、食事中に合わせる飲み物として、そしてリラックスタイムに、などさまざまなシーンで赤ワインを飲んで暑い夏を乗り切りましょう。
赤ワインに含まれる成分と効果
お酒は飲み過ぎるとさまざまな病気の原因になってしまう反面、適量ならばさまざまな健康効果もあるのも事実です。
とくにポリフェノールの多い赤ワインは、いろいろな健康効果があることが知られています。
ワインはブドウでできているためブドウに含まれている成分が取り込まれているとされ、ポリフェノールのほかにも、ビタミンやミネラル、カリウムなども含まれています。
抗酸化作用、血圧降下、殺菌作用に抗ガン作用など多くの効果が期待できるほか、動脈硬化・ガン予防、アルツハイマー予防に高血圧の予防などの効果があります。
赤ワインに期待できる効果
赤ワインは、食事と一緒に飲むことによって消化促進効果も得られます。
これはアルコール飲料が胃酸の分泌を促し、消化を早めるという働きがあるためだとされています。
しかし、ブランデーやラム酒などの蒸留酒ではなく、赤ワインやビールなどの醸造酒のみに起こる効果になります。
また、赤ワインに豊富に含まれているポリフェノールやビタミンも胃腸の働きをサポートする働きがあります。
昔から食事中や食前の飲み物として赤ワインが活躍していたのも、このような胃腸の働きをサポートするためと考えられます。
加えて、肉などのタンパク質はワインに含まれるタンニン分を柔らかくさせ、肉が消化される時に出る酸化された脂肪に赤ワインが中和的な働きをすることで健康効果があると分かっています。
このことから、「赤ワインには肉料理が合う」という話も理屈に合いますね。
さらに、消化が促進されると胃腸の負担が少なくなって食欲を活発にしたり、便通を良くしてダイエット効果をアップしたりする効果も期待できます。
健康効果を得るための赤ワインの飲み方
基本的にワイングラス約1杯このような健康効果を十分に得ることができます。
大量に飲む必要はなく、なるべく高級ワインの方が多くのポリフェノールが含まれているため、高級ワインを毎日少しずつ飲むことが理想だとされています。
ただ、体調によっては毎日飲むのが難しい場合もありますので、無理のない程度に飲み続けるのが良いでしょう。
ワインがよくわからないという場合には、ラベル表記を見ながら1500円以上の物を選ぶことで失敗が少なく美味しいワインを味わう可能性が高まります。