シャブリの白ワインと聞くと、ワイン好きな方の中には牡蠣や魚介類を連想する方も多いのでは?
食事との相性が非常に良いシャブリの白ワインは、世界各国の人から愛されており、日本でも愛飲している人が多くいます。
今回は、シャブリの白ワインの特徴や期待できる効果についてご紹介します。
シャブリとは
フランスの村の名前であるのと同時に、その村で生産されているワインの名称ともなっているのがシャブリです。
シャブリはブルゴーニュ地方の北の果て、シャブリ村という地域で生産されています。
古代は海だったとされるシャブリの土壌はミネラル豊富で、そのミネラルが溶け込んだ葡萄で造られるワインは爽快さやすっきり感があります。
また、シャブリが生産されている地域は緯度が高く涼しい環境であることから、酸が強く感じられ、スッキリとした味わいになるのです。
基本的にシャルドネ種の葡萄から作られる白ワインであり、甘みが少なく辛さが際立っているといった特徴があります。
キレのある爽快さがありながら上品さも備わった味わいは長年高い人気を誇っており、日本では最も売られているブルゴーニュ産白ワインです。
シャブリの白ワインの効果
●胃腸の健康を保つ
そんなシャブリの白ワインは胃腸の健康状態を保つといった効能があることでも有名です。
具体的に言えば、便秘や下痢を緩和出来るようになるので、便秘薬や下痢止めなど薬品を頼らずとも排便に関する悩みを解消しやすくなるといったメリットが存在していると言えます。
●有機酸で腸内環境のバランスを整える
また、白ワインに多く含まれている有機酸によって、腸内細菌のバランスを整えて善玉菌を増やす効果も期待できます。
シャブリには白ワインの特質として高い有機酸の含有量があり、腸内のpHを下げる働きがあることから弱酸性に保ち、善玉菌を優勢に優勢に保ってくれます。
お腹の中を健康に保つためには、善玉菌と悪玉菌の比率がかかわってきますが、善玉菌が優勢になると腸内環境を良好になります。
腸内環境が良好に保つと、新陳代謝や消化の促進にも繋がりますので、肌荒れや便秘、下痢などの改善に役立てることができます。
●強い抗菌作用がある
さらに、もともと白ワインには、胃や腸内で吸収されやすく、抗酸化作用や食中毒菌に対する強い抗菌力があるとされています。
「生牡蠣ならシャブリ」という言葉を聞いたことがある方もいるでしょうが、相性が良いという理由だけでなく、生の魚介類を殺菌効果の高い白ワインと楽しむことで安全性が高まるという理由もあるのです。
シャブリについてのおさらい
シャブリの白ワインには4クラスの等級が定められており、ランクが高くなればなるほど販売価格が上がるといった傾向があります。
しかし、身体にもたらす効果はどのクラスの白ワインも一緒になっているので、味を楽しむのではなく健康のためにシャブリの白ワインを飲用したいというのであれば、安くて購入しやすい銘柄を選んでしまって何ら問題ないと言えるのです。
そして、シャブリの白ワインはフレンチレストランやイタリアンレストランなどによく置いてあることから、食事との相性がとても良いことでも有名です。
甘さが強すぎて料理とマッチしないようなワインとは違い、辛さが食事をすすめてくれる効果があるシャブリの白ワインはさまざまな国の料理と合うからです。
普段食べている日本食とは違う料理を食べると便秘や下痢を引き起こしてしまうといった体質の方でも、日本食と共に楽しめるワインの一種なので記憶しておくといいでしょう。