ワイン

暑い夏場になると、キリっと引き締まるような酸のある爽やかな白ワインが飲みたくなりますよね。

白ワインはさまざまな食事とも相性が良いことから、食卓に並んだり、ワインを扱う居酒屋やレストランなどで選んだりすることも多いでしょう。

食事の中でも、牡蠣と相性が良いと言われている白ワインですが、なぜ白ワインと牡蠣の相性が良いのかご存知でしょうか?

また、フランスの有名な白ワインであるシャブリが牡蠣と相性が抜群であるとされており、「牡蠣にはシャブリ」と言われるほど。

今回は、シャブリワインの特徴に触れながら、白ワインと牡蠣の相性が良い理由についてご紹介します。

シャブリワインの特徴

ブルゴーニュ

シャブリは白ワインの名前であると同時に、フランスのブルゴーニュ地方のシャブリ地区という地区の名称と言った特徴を持ちます。

ブルゴーニュ地方の中では最も北に位置する冷涼な気候の地区であり、この地区で栽培されているのがシャルドネ種と呼ばれているブドウ品種になります。

また、シャブリ地区と言うのはキンメリジャン土壌と言った特徴を持つ土壌で在り、この土壌から栽培されるシャルドネ種の葡萄は大地の恵みでもあるミネラル成分をたっぷりと含むため、飲んだ時にミネラル感を多く感じさせてくれると言う魅力もあります。

白ワインと牡蠣の相性が良いのは抗菌力が関係

牡蠣

なお、フランスと言うのは日本と同じく牡蠣の生産量が多い地域であると言われており、白ワインは牡蠣との相性が非常に良いとも言われています。

そのため、生牡蠣を食べる時のワインは白ワインが良いとも言われているのです。

また、白ワインと言うのは抗菌力に優れているとも言われており、サルモネラ菌や大腸菌などの食中毒菌に有効であるとされています。

白ワインでサルモネラ菌と大腸菌を培養したところ、サルモネラ菌は10分、大腸菌は20分で10万個の細菌が数個に減少したという研究結果が出ています。

鮮度の高い牡蠣は生で味合うことが出来るわけですが、抗菌力が優れている白ワインと一緒に食べることで抗菌作用もあり、食当たりの心配なく安心して生牡蠣を食べることが出来ると言うメリットもあります。

ちなみに、お寿司を食べる時に生姜の酢漬けを食べることで殺菌作用があると言われています。

一方、シャブリは白ワインであることからも生魚や生牡蠣と言った料理を食べる時などにシャブリを飲むことで、白ワインが持つ抗菌作用が働いてくれて、解毒作用を得られるなどのメリットに繋がります