ワインといえば、白ワインもいいけれど赤ワイン派であるという方は多いのでは?
産地や値段、熟成年数によって異なりますが、ブドウの旨味が詰め込まれているような果実感や渋味など特徴的な赤ワインは、多くのワイン愛飲家を虜にしています。
そんな赤ワインですが、実は美味しいだけでなく体を健康にしていく効果もあるのです。
今回は、赤ワインが持つ抗菌効果や、楽しく赤ワインを飲むために心がけたいことについてご紹介します。
赤ワインが持つ効果について
赤ワインはブドウを発酵させて作ることができるお酒のひとつで、日本でもコンビニやスーパーなどで簡単に購入することができます。
また、赤ワインにはさまざまなブランドのものがあり、中にはある一定の時期しか出回らない高額のものも存在します。
そしてこういったお酒は飲み会や個人の趣味で飲むなど、日々のストレスを飛ばすためのリフレッシュ効果や酔いによるリラックス効果を感じることができます。
しかし、赤ワインにはそれだけでなく抗菌という効果を持っています。
抗菌は文字通り菌に抗うという意味で、病気などになりにくい体にすることができます。
その理由としては、アルコールにあり、アルコールには消毒といった効果もあり、その中でも赤ワインは他のお酒よりも特出しています。
食中毒菌に対し効果の高い赤ワイン
ここからは、赤ワインの食中毒菌に対する効果について見ていきましょう。
●大腸菌やサルモネラ菌、ピロリ菌を抗菌・殺菌
赤ワインはさまざまな健康効果を得られるだけでなく、抗菌効果が高いことは研究結果として発表されています。
1988年に発表された論文によると、赤ワインやコーラ、ビール、スキムミルク、水に大腸菌やサルモネラ菌を加えて培養を2日間行った結果、他の飲料に比べて赤ワインが最も生き残った菌が少なかった、という結果が出ています。
そのため、赤ワインは、大腸菌やサルモネラ菌といった食中毒菌に対して抗菌力があるお酒として知られています。
また、大腸菌やサルモネラ菌のほか、ピロリ菌の殺菌効果も期待できるとされています。
●腸内環境を整える成分も豊富
赤ワインに豊富に含まれるポリフェノールや有機酸は、腸内環境を整える効果が高いと言われているので、お腹の健康を維持するのに赤ワインは最適です。
まずポリフェノールは分子が大きいため腸に吸収されづらいですが、ビフィズス菌などの善玉菌はポリフェノールを食べて増殖すると言われています。
また、有機酸には悪玉菌の生成を抑制・善玉菌を活性化する働きがあるため、ポリフェノールと有機酸は腸内環境を整えるのに効果的と言えます。
定期的に飲んでいくことによって病気になりにくい体にしていくこともできますので、ワインが好きだという方は飲んでいかれるのもいいかもしれません。
赤ワインのほかにも、白ワインにも食中毒菌に対する抗菌効果が期待できます。
赤ワインは飲み過ぎ注意
ただ、ワインは他のお酒に比べると悪酔いしてしまいやすいため、飲む量はしっかりと考えていかなければなりません。
飲みすぎてしまうと逆に体を壊してしまうこともありますので、頭に入れておかれるといいでしょう。
赤ワインは渋いものもありますが、飲みやすい甘いものもあります。
そのため、味を楽しみながら健康のことを考えていけますので、一石二鳥な飲み物ではないでしょうか。
興味があるという方は、さまざまな赤ワインを飲み比べながら健康を目指されるといいでしょう。