ワインは健康や美容に良いお酒として知られていますが、赤ワイン、白ワインと見た目も味わいもかなり違いがありますので、いざ選ぶとなるとどちらにするか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか?
どの国のワインなのか、何の葡萄の種類が使われているのか、味は飲みやすいのか、などさまざまな選び方がありますよね。
中には、得られる効果に注目して選ぶ方もいるでしょう。
赤ワインと白ワインでは、美容や健康に与える効果が異なってきますので、目的に合わせて赤ワインと白ワインを飲み分けることができます。
今回は、赤ワインと白ワインにはどのような成分が含まれているのか、そしてそれぞれの美容効果についてご紹介します。
美容や健康維持目的なら赤ワインを
赤ワインと白ワインでは使うブドウの品種が違うということもありますが、発酵方法も違いがあります。
まず、赤ワインの場合は皮や種も一緒に発酵させますが、白ワインの場合は途中で取り除いてしまいます。
活性酸素の除去に役立つポリフェノールはどちらにも含まれていますが、圧倒的に赤ワインのほうが多いので、美容目的、健康維持目的で選ぶのであれば赤を選ぶことがおすすめです。
アントシアニンやレスベラトロールも含まれており、コレステロールの酸化や動脈硬化の予防にも役立ってくれます。
また、定期的に適量の赤ワインを飲むことで、認知症などの脳の疾患を食い止める効果があることも多くの研究で明らかになっています。
加えて、抗酸化作用によって、細胞の老化の抑制やシミ・しわの予防などのアンチエイジング効果が期待できるのです。
不眠や不安の改善といった効果も期待できるので、リラックスしたい時などに赤ワインを飲んでみては?
ダイエットやデトックス目的なら白ワインを
美容目的ではポリフェノールが多く含まれている赤ワインのほうが取り上げられることが多いですが、やはり白ワインも赤とは違う美容効果、健康効果を持っています。
白ワインには整腸効果があり、便秘解消やデトックスに役立ちますので、こちらも美容や健康には良い効果を期待することができます。
さらに、カリウムも豊富に含まれていますので、利尿作用もありむくみの解消や新陳代謝のアップにも役立ちます。
新陳代謝がアップすることは痩せやすい体作りにも役立ちますし、肌のターンオーバーを促進する効果も期待できます。
赤ワインも白ワインもどちらも優れた健康効果、美容効果を期待できますので、上手に取り入れていきましょう。
赤ワインと白ワインを料理と楽しもう
赤ワインと白ワインは使う葡萄の種類が異なり、製法も異なります。そのため、味や風味が変わってきますので、相性の良い料理も異なります。
ここからは、赤ワインと白ワインと楽しめる相性の良い料理をご紹介します。
●赤ワインなら味の濃い料理
赤ワインは渋みが強いことから、脂身のある牛肉を使った料理や味の濃い料理、味がしっかりとしたサラミやハムなどとよく合います。
また、洋食と相性が良さそうな赤ワインですが、実はしょうゆベースの肉じゃがやかば焼きなどの和食とも相性が抜群です。
赤ワインはブドウの品種によって渋みの度合いが異なりますので、合わせる料理に応じてボディを選ぶようにしましょう。
●白ワインならさっぱりした料理
白ワインはあっさりとした飲み口が特徴的であることから、さっぱりとした料理と相性が良いです。
例えば、魚介系の料理が代表的です。
塩などのシンプルな味付けのから揚げやカキフライといった油を使った料理でも、白ワインの酸味が調和してさっぱりと楽しむことができます。
赤ワイン・白ワインの味わいや風味の特徴を把握して合わせる料理を選び、楽しくワインを味わいましょう。