白ワインをベースにしたカクテルは数多く存在しますが、赤ワインを使ったカクテルというのも存在します。
赤ワインカクテルの中でも有名なのが、カシスの風味を感じられる美しいカクテル「カーディナル」。
赤ワインは健康効果や美容効果が高いけどちょっと味が苦手…という方でも、安心して楽しむことができるカクテルです。
今回は、赤ワインを使って作る「カーディナル」とはどのようなカクテルなのか、特徴や作り方、名前の意味などについてご紹介します。
赤ワインを使ったカクテル「カーディナル」とは
赤ワインは、黒色のブドウ品種から作られるワインの種類です。
美しい赤色と独特の渋みがあるのが特徴のお酒ですが、ワインが苦手という人もいると思われます。
そんな人におすすめな飲みやすいカクテルが、赤ワインをベースにしてカシス・リキュールで割った「カーディナル」になります。
作り方としては、赤ワインを9/10〜8/10、カシス・リキュールを1/10〜2/10の分量で氷と一緒にミキシンググラスに入れてステアし、グラスに注げば完成です。
比率が微妙なため、メジャーカップがあれば便利です。
一説には、使用する赤ワインは「ボジョレー」で、カシス・リキュールについてはクロスグリを原料とした甘味の強い深紫色のリキュール「クレーム・ド・カシス」でないとカーディナルとは呼ばないとされています。
しかし、家庭で楽しむ分にはあまり悩む必要はないと考えられます。
アルコール度数は約15度で、カシスの甘さがしっかり感じられる美しい深紅色のカクテルとなります。
ワイングラスかシャンパングラスがおすすめで、氷を入れて楽しみたい場合では口径が広く浅めのオールド・ファッションド・グラスも良いとされています。
カーディナルの意味やワインの違いによる名前の変化
カーディナルとは、英語で「深紅色」という意味になります。
カトリック教会でローマ教皇に次ぐ地位に「枢機卿」という高位聖職者たちがおり、その身につける服や帽子は深紅色をしていることからその衣装をカーディナルとも呼ばれています。
このカクテルはそれをイメージした物ともいわれています。
ほかにも、ワインを白ワインにかえれば「キール」、シャンパンにかえれば「キール・ロワイヤル」というカクテルになります。
それぞれ味が異なるため、それぞれを楽しむこともおすすめです。
お家にある赤ワインに飽きてしまった時や口に合わない時、アレンジを加えたい時などに、少し手を加えたカーディナルを楽しんでみては?