キリっと締まるような酸味や爽やかさを楽しめる白ワインは、普通に飲んでも美味しいですが、甘いリキュールと合わせてカクテルにしてもおいしく味わうことができます。
甘味のあるリキュールと合わせることで飲みやすさがアップし、白ワインが苦手な方や女性の方でも安心して飲むことができます。
白ワインカクテルのレシピは多くありますが、今回は女性に人気の高いマルキの特徴や作り方をご紹介します。
マルキとは
マルキとは、白ワインベースのカクテルであり、深味のある赤い色合いをしています。
白ワインは、フランスのロワールで生産されたミュスカデ(45ml)を使用し、ベリー系リキュールとなるクレームドフランボアーズ(15ml)を加えて軽くステアしたものがマルキとなります。
ロワール川河口で作られたミュスカデは、すっきりとした辛口で、軽い口当たりとさっぱりとした酸味が魅力の白ワインです。
ちなみに、クレームドフランボアーズのフランボアーズは、木苺やラズベリーのことで、この素材を粉砕してスピリッツに漬け込んだものがリキュールとなります。
木苺の風味を損なわずに熟成されたリキュールは、独特の甘酸っぱさを残して芳醇な香りを放ちます。
これにミュスカデを混ぜると、木苺の風味が口一杯に広がって、より深い味わいを楽しむことができます。
また、マルキはフランボワーズの甘味が強く、白ワインが辛口の割には少々甘味を強く感じることが多いため、きりっとした爽快感がもっと欲しいという場合には、リキュールの比率を少し減らすと良いでしょう。
マルキのレシピから他のカクテルを作ることも可能
マルキは余り知られていないカクテルですが、さっぱりした飲み心地で女性にも人気があります。
同じように白ワインベースのカクテルには有名なキールなどがありますが、ベースとなる白ワインをそのままに、カシスのリキュールをフランボワーズに変えるだけでもマルキとなります。
キールにしてもマルキにしてもどちらも酸味の強い辛口白ワインを使用することで、さっぱりとした飲み心地になります。
また、マルキのレシピから白ワインをスパークリングワインに変えるだけでもキールインペリアルになるので、同じものばかりで飽きた人や、変わった味を楽しみたいという人は試して見ると良いかもしれません。
このようにマルキやキールなどのカクテルは、自宅でも簡単に作ることができるので、材料さえ揃っていればさまざまな味を楽しむことができるようになります。