日本酒好きのキャンプの楽しみと言えば、自然の景観を愛でながら日本酒を飲むこと。居酒屋や自宅では味わえない新鮮な空気をおつまみにすれば、日本酒の旨さが五臓六腑に染み渡ります。
また嬉しいことに、キャンプでも燗付けできる軽量焚き火グリルも手に入るようになりました。昼間は暖かくても夜は肌寒いキャンプ場では、熱燗は最高のご馳走です。
渓流沿いキャンプでは仕留めた魚を炙って、海沿いのキャンプでは海の幸を肴に熱燗でキュッと行けばまさに至福の一瞬!日本酒熱燗も気軽に楽しめるキャンプとなればやみつきになるに違いありません。
今回は、
- グループでも1人でも楽しめる!多彩なキャンプ種類
- キャンプに持っていきたいおすすめの日本酒
- キャンプで日本酒を飲む時に便利!お役立ちグッズ
- キャンプで食べたい日本酒に合う簡単おつまみ
などをご紹介します。
【キャンプで日本酒】初めてでも安心!いろんな種類のキャンプ場
キャンプに行くのは熟練者ばかりではありません。テントの張り方を知らない初心者や1人で楽しみたい人も利用できるキャンプもあります。
キャンプは大まかにグループキャンプとソロキャンプに分けられます。
グループキャンプと日本酒
グループキャンプとは、家族や気の合う仲間同士で楽しむキャンプ。キャンプは車で行くことが多く、キャンプ用品や食料は大量に持ち運べるので、日本酒一升瓶も余裕でOK。
グループキャンプの施設は5種類ほどに分類できます。
キャンプ施設の種類 |
内容 |
フリーサイトキャンプ場 |
- テントを張るのは敷地内どこでも自由
- 早く行った方がいい場所を確保できる
- 「オートキャンプ場」では、車乗り入れ可。テントに横付け駐車できるので便利。
- 「オートキャンプ場」と表示されていないところは車は荷物の運び入れ時だけ入場できる、その後は駐車場に移動。追加料金を払えば車乗り入れができるところもあり
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区画サイトキャンプ場 |
- 杭やロープでテリトリーが区切られているキャンプ場
- 車の乗り入れ可能、横付け可能なところが多い
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日帰りキャンプ場 |
- キャンプ場での宿泊なし
- テントは必要ないので荷物を少なくしたい人向け
- トイレ、シャワー、炊事場、調理用品の貸し出しサービスがあるところも
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手ぶらキャンプ場 |
- キャンプ用品の貸し出しや食材の用意も行っている
- 駅に近ければ電車でも行ける
- キャンプ用品を買う前のお試しにおすすめ
- 色々と準備するのが面倒な人にもおすすめ
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グランピング |
- キャンプをデラックスにしたもの
- まるでホテルに泊まっているような環境で自然も満喫できる欲張りキャンプ
- キャンプにつきものの「虫」や「泥」など無関係
- 自分でテントを張る必要なし
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最近は上記すべての要素がミックスされたキャンプや、温泉付きや農業体験などができるところもあります。
もともと人間の手が一切入っていない場所にテントを設営して大自然の中での生活を楽しみ、サバイバル体験をすることが普通だったキャンプ。
しかし、現在では人工的で安全、トイレはウォッシュレット、レストランやカフェ完備のリラクゼーション中心の体験イベント風になっています。
そんな人工的なキャンプなんて邪道だ、と思っている人はソロキャンプがおすすめ。
ソロキャンプと日本酒
キャンプ場とは言え、一定の空間を他人と共有するわけですから日常生活とさほど変化はありません。
しかし、ソロキャンプなら仲間と時間の調整をする必要もなし。思い立ったら好きな時に好きな場所に気ままに行けます。オフの日まで煩雑な人間関係に関わりたくない人、テントを張る前に日本酒を誰に気兼ねすることなく楽しみたい人、自然にどっぷりハマりたい人にはうってつけ!
また「頼れるのは自分だけ」という環境に身を置くわけですから、メンタル面もかなり鍛えられます。
【キャンプで日本酒】ボトル缶日本酒でデイキャンプ!
キャンプ初めてさんは、近所の公園や河川敷でお試しソロキャンプしてみませんか?日帰りなので、持っていくものはワンタッチ日よけテントと軽量椅子、ソロテーブル、食べ物を入れたトートバッグで事足ります。
持っていくお酒は「上善如水」ボトル缶。300ml入りで370gと軽量です。ボトル缶に入っている、とはいってもラッパ飲みは避けたいもの。そんなことも考慮されており、フタ部分はお猪口になっているのが嬉しいですね!
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慣れたら1泊ソロキャンプで日本酒!
登山キャンプなどは大自然の中で過ごすもの。だから、重装備が必要だと思っている人も多いでしょうが、実はそれほどでもないのです。
最近はキャンプ用のほとんどのギアが軽量化されており、テント、寝袋、マット、椅子、テーブル、クッカー、バーナー、ランタン、食料などで、30Lのバックパックに十分収まります。
徒歩ではなく、自転車、バイクツーリング、自動車でのソロキャンプなら日本酒もたっぷり持って行けるのでさらに便利。
【キャンプで日本酒】持って行きたいボトル生酒「awanama」金升酒造
スパークリングにごり生酒 awanama は「圧力生酒」です。
生酒とは火入れをせずに貯蔵した日本酒。通常の日本酒は貯蔵する前と瓶詰めの際に60℃前後の熱をかけることで酒質の変化を予防します。これに対して生酒は加熱処理しないので酵素が生きて発酵を続けているため、適切な温度で保存しないと酵素の働きで味わいが変わってしまいます。
「生酒などの保存方法」についてはこちら
↓
ところが圧力生酒コンソーシアム(金升酒造、新潟薬科大学、新潟県醸造試験場、越後製菓、大日本印刷)が、遮光性とバリア性に優れたPETボトルに火入れをしていない生酒を入れて高圧処理することで、常温で流通可能な生酒を作ることに成功。
パッケージは、麻の葉模様が切り込まれたようなイメージで、カラーはクールブラック、首部分に着物の袷襟を重ねたようなキリッと渋い和風のボトル。高級感を遺憾無く表したデザインです。
しかも、ガラス瓶ではないので軽量。バッグに放り込んで飲みたくなればキャップをキュッと捻るだけ。一口喉を潤したい時にも便利です。
生酒のフレッシュな風味とスパークリングの爽やかさを持ちつつ常温で保存できる圧力生酒の開発で、今まで難しかった生酒の輸出が可能になり、海外の方にもフレッシュな味わいの日本酒を楽しんでもらえます。
この awanama、現在ではまだ発売されていませんが、「新潟酒の陣」で試飲販売もされていたことから酒屋さんに並ぶのは時間の問題と思われます。常温で楽しめる生酒、早くキャンプで試したいものですね!
【キャンプで日本酒】持って行くならこの銘柄*厳選ベスト4
さて、ここまで、カジュアルでどこへでも持ち運べるタイプの日本酒をご紹介してきました。
しかし、ビールでもなぜか缶よりも瓶ビールの方が美味しいと感じる人がいるように、やはりガラス瓶でないと日本酒を飲んでいる気がしない、と思う方もおられるのでは?
そこで、キャンプといえども日本酒に手抜きはしない、いやキャンプだからこそ「この1本」と言える日本酒を飲んでみたい方におすすめの4銘柄をご紹介します。
キャンプで日本酒おすすめ(1)日本酒通の方はフロンティア精神の結晶「幻の酒」で納得!
上記で awanama をご紹介しましたが、この awanama 生酒を造っている酒造は新潟の金升酒造です。
金升酒造は焼酎仕込み清酒や純米酒焼酎も造っていることからお分かりのように、伝統を守りながらも新しい取り組みに挑戦するというフロンティア精神に富む酒造です。
そんな金升酒造が、新潟県で生産量1%の希少米クラシックコシヒカリで「幻の酒」を醸しあげている事はすでに有名。
「棚田産コシヒカリ使用【幻の酒】」についてはこちら
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大吟醸を造る場合は、山田錦などの酒造好適米を利用することが当然とされています。しかし、食用米であるクラシックコシヒカリを用いて醸された「幻の酒」は、酒造好適米利用酒には出せない米の旨味をじっくり味わえます。
キャンプとはいわば、非日常の世界を満喫する空間。偉大な自然の景色を肴に飲むのなら、お供は日本一のブランド米を使い、米の旨みをじっくりと味わえる極上の日本酒に限ります。
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