松尾大社

古来日本人は、自然界や自分の家のあちらこちらに八百万(やおよろず)の神様が宿っている、と考えてきました。

キッチンでは美味しいものを作って欲しい厨房(ちゅうぼう)の神様が、米びつを開ければ一粒でも無駄にしてはならないと目を光らせているお米の神様が、トイレにはいつでも清潔に保ってほしいと願っている厠(かわや)の神様が、自然界では田んぼ、畑、石、木、川、山、海に到るまでそれぞれ神様が存在して、大事にすれば自分たちを守ってくれる、とつい最近まで信じていたのです。

今では八百万の神様がいるなんて嘘っぽい、と思っている人がほとんどかも知れません。

しかし、日本酒の世界と『酒の神様』は、いまだに深く繋がっています。そして嬉しいことに、最近の『酒の神様』は「日本酒試飲し放題 酒1グランプリ」なるものも行なっておられるほどハイカラ!

今回は、

  • 日本酒醸造シーズンの始まりを告げる、「酒の神様」松尾大社の「上卯祭」
  • 醸造が無事完了したことを感謝する「酒の神様」松尾大社の「中酉祭」
  • 日本酒試飲し放題 「酒の神様」松尾大社の「酒1グランプリ」
  • 日本酒飲みに欠かせない「酒の神様」発行「松尾大社のお守り」
  • 「酒の神様」松尾大社の「強力なパワースポット」で健康長寿・恋愛成就
  • 「酒の神様」に会いに行くための交通アクセス

などについてご紹介します。

「酒の神様」松尾大社以外にも数知れず

酒の神様と話し指さす女性

日本で『酒の神様』はどれくらいいらっしゃるのかご存知ですか?

西洋のギリシャ神話に出てくるバッカスとは違い、日本の『酒の神様』は多すぎてその数はなんと不明!

人々は古代からそれぞれの地域の神社で祭り事に欠かせない酒を作っていました。そこでは多くの神様が酒の神として祀られており、正確に何人いらっしゃるのかはわかっていないのです。

しかし、現代で日本酒関係者から特に崇められている『酒の神様』の数はほぼ明らかです。それは「記紀神話」に伝えられている酒神で、主に、

  • 京都市松尾大社(まつのおたいしゃ)」 の大山昨神(おおやのくいのかみ)
  • 京都市「梅宮神社(うめのみやたいしゃ)」の酒解神(さけとけのかみ)、酒解子(さけとけのみこ)
  • 奈良県桜井市「大神神社 (おおみわじんじゃ)」の大物主神(おおものぬしのかみ)、大己貴神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)

*記紀神話とは:記は『古事記』を表し、紀は『日本書紀』を表しており、両書で伝えている神話の総称の呼び名です。

「酒の神様」松尾大社の成り立ち

松尾大社の鳥居

日本で最古級神社のひとつで『酒の神様』が祀られている松尾大社

松尾大社の造営が始まったのは約1300年前の701年(大宝元年)。時の天皇である文武天皇の勅令によって、松尾山の頂上近くにある巨岩・磐座(いわくら)に祀られていた神霊を社殿に移したことが始まりです。

磐座とは神様がお座りになる場所で、当時京都で農業や林業を興していた有力な中国系(朝鮮系との説もある)渡来人である秦氏(はたうじ)一族が神殿に移す役目と社家も務めました。

ここで皆さんは「どうして秦氏一族が仰せつかったのか」と不思議に思われるかもしれません。

秦氏の「秦」は秦王朝の始皇帝の後裔の証として名乗っていた、と言われており、彼らは多彩な技術に優れ、圧倒的な経済力もありました。

実際、当時の桂川(現在は松尾橋がかかっている)は台風の季節には何度も氾濫を起こしており、それを改善したのは秦氏一族。治水工事のための優れた土木技術を持ち、彼らには資金も潤沢にあったから、と言う理由があります。

そんな秦氏のバックアップを受けた松尾大社は、

  • 秦氏一族は酒造りの技能にも秀でていた。(秦酒公〈はたのさけのきみ〉など、「酒」という文字が入った名前の秦氏が多くいた)
  • 733年には社殿の後ろから泉が湧き出し、「この水で酒を醸すとき福が招来し家業繁栄する」とお告げがあった、との言い伝えがある
  • 全国から松尾大社に八百万の神がお集まりになった時、松尾大社の『酒の神様』が近所の米を集めて泉の水を使い、急遽一夜で日本酒を作って神様たちに振る舞った、と言う言い伝えがある

という理由から「酒造第一祖神」として全国から崇められるようになります。

「酒の神様」松尾大社の醸造関連行事

 

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祭り広場 京都🇯🇵JAPAN Festival Plaza🗾(@amano.jun)がシェアした投稿 – 2019年11月月5日午後2時40分PST

『酒の神様』として多くの蔵元や杜氏からの篤い信仰を集めている松尾大社の醸造祈願祭は、年に2回行われます。

  • 「上卯祭(じょううさい)」→11月上旬の卯の日
  • 「中酉祭(ちゅうゆうさい)」→4月の中旬の「酉の日」

は多くの酒造関係者が集まる神事となっています。

ところで皆さんは、『酒の神様』松尾大社はどうして年に2回も醸造祈願祭をしているのかご存知ですか?

酒の神様に醸造安全を祈願する上卯祭

 

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古来より、卯の字は甘酒、酉の字は酒壺を意味していると言われ、酒造りは「卯の日」にはじめ、「酉の日」に完了する慣わしがあり、お酒造りにかかわる祭りの日取りもこうした昔からの慣習によるものであるとされています。

出典:松尾大社公式サイト

日本酒業界の方々が松尾大社に参詣する季節は主に11月。なぜならその月は「酛(もと)始め」の時期、つまり取り入れた新米を使っての日本酒造りが始まる月だからです。

松尾大社側としては、秋に稲の刈り入れが終わり、できたお米で日本酒を造りはじめるこの時期に醸造安全祈願のために訪れる人が多くなることから、日本酒に縁の深い11月上旬の卯の日に取りまとめて行うようにすればいいのでは、とスマートに取り計らったことが上卯祭の始まりです。

参加者は奉納が終われば守り札の大木札を授かり、蔵に持ち帰ってから奉斎します。その後、各酒造は『酒の神様』に見守られながら酒造りを開始します。

この動画では蔵人たちが『酒の神様』をどれほど敬っているのかを垣間見ることができます。お急ぎの方は0’20”からご覧ください。

松尾大社の上卯祭では、『酒の神様』に神楽(かぐら)と狂言が奉納されます。

酒の神様に奉納する「神楽」とは

災いを避けるために神様に捧げる歌や踊りを捧げる格式の高い参拝方法で、松尾大社では酒業繁栄の願いと醸造安全の祈願を込めて石見神楽が奉納されます(下の動画は節分大祭の様子)。

 

 

酒の神様に奉納する狂言とは

歌、舞、語りで構成された滑稽さも感じる劇で、上卯祭での演目は『福の神』。その内容とは、

「自分には裕福になるための元手がない」とぼやく貧乏な男の前に福の神が現れる
⬇️
福の神はお酒をねだりながらこう言う。「豊かになるには元手がいるが、元手とは金のことではない。心持ちのことをいうのだ。早起きしたり、夫婦仲良くしたり、人に優しくしていると心豊かになれるのだ」
⬇️
と説いて歌い踊りながら酒を飲み、まさに「笑う門には福来たる」を体現して帰っていく。という筋書。

なんともユーモラスで人間味があり、親しみを感じる『酒の神様』ですね!

この狂言の中ではなんと「松尾神は神々の酒奉行」と表現され格別の扱い。

現代の上卯祭は日本酒だけではなく洋酒、味噌、醤油、酢などの醸造業、小売業の方も参加し、醸造安全祈願はもちろんのこと醸造業業界全体が繁栄する願いも込められた大きなお祭りとなっていることからして、酒の神様「松尾大社の神」は酒の神の中の神なのがわかりますね!

酒の神様に醸造を終えた事を感謝する中酉祭

4月中酉の日に安全に醸造が完了したことを『酒の神様』に報告して感謝するお祭りが中酉祭です。

お祭りとはいえ規模は上卯祭に比べると小さめのお祭りですが、山吹の花を携えた巫女たちによる神楽や舞が奉納される様は、派手さはなくても心が清められるお祭り。

あまり賑やかなお祭りが好みでない方は、中酉祭で『酒の神様』に会いに行くことをおすすめします。

「酒の神様」松尾大社の酒1グランプリで試飲し放題!

 

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『酒の神様』とは言っても、とっても気さくな松尾大社の神様。なんと酒1グランプリにもご興味がありそうです!

 

酒1グランプリの大まかな流れは、

  • オリジナルおちょこを受け取る
  • 日本全国から集まった酒造が出品している日本酒を試飲し、その中で気に入った酒蔵を投票用紙に書く
  • 集計してグランプリを決める

というもの。

とはいえ、2018年の酒1グランプリには50蔵が出品しており、その日本酒全部を試飲したら酩酊してしまいます。したがって、「自分が飲んだ日本酒の中から選ぶ」と言うことになるので、優勝の基準は少々曖昧!?  しかし、楽しいお祭りと思って参加すれば、松尾大社の『酒の神様』も喜んでくださるのではないでしょうか。

時期は毎年4月。酒1グランプリは1部と2部に別れており、チケットは1000枚限定で前売りのみ。お値段は3800円です。オリジナルおちょこと和らぎ水付き。

我と思わん酒豪の方はぜひ参加してください!

チケットが毎回完売している人気イベントなので、早めのお申し込みをお勧めします。

なお、車はもちろん、自転車で来てもお断りされてしまいます。また、『酒の神様』の前では泥酔禁止となっています。

詳しくは酒1グランプリ公式サイトでご確認ください。

「酒の神様」酒飲みまで守ってくれる松尾大社のお守り

松尾大社では3種類のお守りをゲットできます。

  • 醸酒守
  • 販酒守
  • 服酒守

醸酒守と販酒守はお酒を醸造している人とビジネスをしている人用ですが、最後の服酒守は飲む人のためお守り。

そのお守りにあるお言葉は「酒は神授の生薬。服して心を乱さず、体を損せず、礼を失わず、和を破らず。適時適量慎んで用ひざれば久しき堪えざるべし」。

このお言葉を聞いて、常日頃の自分の飲酒態度を思い起こして心が痛むのは私だけでしょうか…。しかし、思い悩む必要はない、と『酒の神様』はおっしゃってます。

だって、『酒の神様』の真意は「万人和楽」「延命長寿」にあるのですから。

「酒の神様が授けてくださった酒は体への薬です。しかし、精神状態や健康、行儀が悪くなるほど飲むものではありません。飲む時間と量を守りさえすれば健康で長生きできるのですよ」とおっしゃっているのです。

私のように「このお酒、美味しい〜!」とはしゃいで飲み過ぎてしまう人は、目の前に服酒守を取り出しておき、『酒の神様』からいただいた御利益があるよう、心して適量を美味しくいただくように努力しましょう。

そうだ!「酒の神様」松尾大社の強力なパワースポットで癒されよう!

松尾大社に入ると、真夏でも感じる冷〜んやりした心引き締まる空気。樹木の深い香りが止まることなく漂う松尾大社は、実は強力なパワースポットなんです

傾斜が急で険しいことで知られる松尾山を背後に頂く本殿、磐座、霊亀(れいき)の滝の霊からは、心も体も浄化される強力なパワーがひしひしと感じられます。

それは一体なぜなのでしょうか?

酒の神様は猛霊でもあった

実は松尾大社は『酒の神様』であるだけではなく、平安京遷都後、東西南北を守る四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)のうち白虎を守る神域でもありました。

また、

賀茂神社と松尾大社は、ともに「東の厳神、西の猛霊」として皇城鎮護の社とされています。したがって、猛霊である大山昨神を祀る松尾大社に漂うパワーには並々ならぬものがある

のです。

パワーは松尾大社のあちこちで感じられますが、特に強力なパワーがある場所は以下の三カ所です。

「延命長寿・よみがえりの水」酒の神様の霊『亀の井』

日本酒の仕込水に入れるとお酒が腐らない、との言い伝えがある霊泉「亀の井」。亀さんの口からはお水が流れ出てきていますが、

この水は松尾山を水源とするものです。そして、この霊泉のパワーは延命長寿、よみがえり

その場で飲むだけではなく、ボトルに入れて持ち帰ってもパワーは損なわれません。お家で日本酒原酒の水割り用の水にしたり、氷を作ってオンザロックにして飲めば、亀の井パワーが心にも体に満ち溢れるのです。

また、亀の井の水を茶道、書道のために使う方もいらっしゃることから推察して、茶道や字の上達にもパワーを与えてくれる、と察せられます。

松尾大社では、亀の井以外にもあちこちで亀たちに遭遇します。

その理由は、松尾大社の神である大山昨神が保津川を下る時、流れが急な場所では鯉に乗り、流れが緩い所では亀に乗って進んだ、との言い伝えがあるため、亀と鯉を神の使いとして敬っているからなのです。

松尾大社内には、亀の井以外にも

「幸運の撫で亀」「幸運の双鯉」が祀られており、亀は不老長寿、鯉は出世開運のパワー。(また、亀が夢に出てくると金運がよくなるとも)

ぜひ松尾大社に参拝して、夢に出るほど亀を撫で、しっかりと霊力をいただきましょう!

「気持ちを清浄化」酒の神様の『磐座(いわくら)』

 

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磐座は松尾大社の社殿が建築される以前に神様が鎮座されていた場所。登りきった人は磐座からの強力なパワーを感じ取り、磐座から降りて行く時には心も体もすっきりと浄化

されるとか。

また、心願、盃投げができる場所もあり、願い事を盃に書いて投げると成就するとも言われています。

実は磐座は、もともと神職以外の登拝を禁じた神聖な場所。上賀茂神社などは現在でも神山への立ち入りは禁止されています。

松尾大社では神山への立ち入りは途中までなら許可されていますが、どうしても磐座まで登りたい人には寛大!巫女さんから特別に細かい注意を受けて、それを遵守すればOKという計らいがあります。

しかし、写真撮影は禁止、葉っぱの1枚でも持ち帰り禁止など様々な禁止事項もあります。心して松尾大社の決まりを守り、松尾大社の往古の姿を参拝しつつ、パワーを授かりましょう!

「夫婦和合・恋愛成就」酒の神様の『相生の松』は350年経ってもアツアツ❤️

ハートマークを作るカップル

本殿左前に祀られている相生の松

雌雄根を持った大株の木であった松の木は350年の樹齢を保っていましたが、残念ながら1956年と1957年に天寿を全うしたため、現在では切り株しか残っていません。

しかし、今でも霊松を夫婦和合、恋愛成就の象徴として参拝に来る人が絶えません。その理由は、

350年もの間、雌雄一体で仲良く過ごしてきた霊松の切り株にはいまだに強い霊力が残っており、参拝者に恋愛成就や夫婦和合のパワーを授けてくれている

からに違いありません。

「酒の神様」松尾大社は「樽占い」で楽しませてくれる

https://twitter.com/nana___91/status/815486168171094016

猛霊と言われる『酒の神様』ですが、何と「樽占い」と言うお茶目な占いまでしてくれます。

お酒の神様として有名な松尾大社ですが、ここでは、樽占い、という人気のおみくじみたいなものがあります。
お金を払うと矢を3本受け取り、的である樽に向けて弓で矢を放つのです。うまく樽に入ると、記念の幸運アイテムがもらえます。弓の経験のない人でも楽しめますので、ぜひ、やってみましょう。

出典:じゃらん

さて、記念の大吉アイテムはこちら ↓

なんと利き酒用のぐい呑からヒントを得た遊び心溢れるデザイン!

日本酒好きなら、是非とも手に入れたいものですね。

松尾大社の「酒の神様」は「曲水の宴」も「酒の神様フリマ」もお好き

 

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Misuzu Imamuraさん(@misuzu_imamura)がシェアした投稿 – 2018年11月月5日午後1時24分PST

『酒の神様』松尾大社では、

作庭の第一人者である重森三玲の作品「曲水の庭」。レトロモダンな平安時代の雅遊の場

を訪問することもお忘れなく。

また、『酒の神様』松尾大社では四季折々の祭儀も数多く行われていますが、

不用品や再生可能な品を持ち寄るフリーマーケット「亀の市」も各月開催

『酒の神様』は、省資源・省エネルギー、環境保全にも心を砕かれている模様です♪

「酒の神様」松尾大社への行き方

アクセス 公共機関利用の場合

  • 京都駅→(地下鉄)→四条烏丸→(阪急京都線)→桂→(阪急嵐山線)→松尾大社下車
  • 京都駅→JR京都駅→(市バス・嵐山大覚寺行き→松尾大社前下車
  • 京都駅→(京都バス・苔寺行き)→松尾大社前→松尾大社前下車

所要時間はいずれも京都駅から約40分

タクシー利用の場合

京都駅→松尾大社 所要時間:24分  料金:2800円(NAVITIME参照)

自家用車利用の場合

京都循環自動車道 大原野ICより7.6km   所要時間:20分(NAVITIME参照)

 

駐車場 自家用車(100台)無料
公開時間 平日:10:00〜16:00 日曜、祝日は16:30まで
見学所要時間 最低30分
入館料 大人:500円 学生:400円 子供:300円
休館日 無休
お問い合わせ 松尾大社:075−871−5016 〒616-0024 京都市西京区嵐山宮町3
公式サイト http://www.matsunoo.or.jp/

まとめ:「酒の神様」松尾大社の亀は新潟で大きく成長!

 

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なおみ_ぼるみ_さん(@naomi_borumi_)がシェアした投稿 – 2018年 9月月1日午後11時15分PDT

日本酒王国と称される新潟の「道の駅 親不知ピアパークレストピア」にある巨大亀ミリオンは全長6メートル。ブロンズ製の海亀としては世界で最大級とされています。

あまりにも大き過ぎてその迫力にびっくり仰天される方が多いのですが、このミリオン亀、実は松尾大社の『酒の神様』の使いの亀だったのです。しかし、この亀はあまりにも酒好きだったのでよっこらしょと新潟に移動、美味しい日本酒を飲みすぎて大きく育っちゃった、というのは考え過ぎでしょうか…(^^;

さて、京の都を守っていた猛霊も、今では穏やかな『酒の神様』として日本酒好きを守ってくださっています。

同じ京都とは言え、嵐山と一駅違いでこんなに雰囲気が違うの?とびっくりするほど松尾大社は別世界のような静けさ。京都をしっとりと探索したい方には外せないパワースポットでもあります。

日本酒ファンはもちろん、そうでない方も『酒の神様』や亀さんに会いに松尾大社にいらしてください。